INTERVIEW

先達ドライバー

徳野泰成/先達ドライバー

2015年入社/転職(前職:タクシードライバー)

四国遍路専門の「先達(*)ドライバー」として27年働いています。四国八十八ヶ所めぐりを200周以上回っていますね(笑)。運転してお客様をお連れするのはもちろん、お経を読んだり、歴史に触れながらのガイドや各調整など幅広い業務を兼任します。全部を一人で担うのは大変ですが、大変だからこそやりがいがあり、報酬にもつながります。続けるほど経験値も上がり、息の長い仕事だと感じています。

現在、若手の育成に力を入れています。先達ドライバーの高齢化が進んでいることをきっかけに、会社と相談して始めました。勉強会を開いたり、休みの日にタイミングが合えば一緒にお寺を回ることもあります。彼らと過ごすことで新たな気づきもあり、私にも学びがあります。

この仕事を身に着けて一人立ちするには時間がかかりますが、再指名率も高く、長く仕事ができると思います。お遍路文化の伝承も担っている先達ドライバーとして、若手が羽ばたいていくのを楽しみにしています。

(*)先達:四国八十八ヶ所霊場すべてを4回以上巡拝している事を最低条件とし、その八十八ヶ所いずれかの寺院からの推薦を得て(一社)四国八十八ヶ所霊場会より承認されると「公認先達」となる)